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こどもへ配慮して食材を選ぶところから「下ごしらえ」は始まっています。

日本放射線安全管理学会が発表した、汚染野菜の除去の検証について中間報告がありました。
(4/22までの実験結果)
放射性ヨウ素等対策に関する研究成果報告 (野菜対策)(2011年5月18日発表)

中で重要な箇所と私が思ったところを引用します。
特に重要と思った部分は太字にしました。

高濃度汚染の野菜(特にほうれん草 注:市場には出ていません)における除去の実験結果のまとめの部分です。
(以下)
・ 水洗浄だけの場合、個々の野菜により除去率にバラツキ(I-131(12~50%)、Cs-137(32~70%))が見られた。
・水洗浄だけの場合、I-131 の除去率(%)が他の核種(Cs-137 ,Cs-134,Te-132 等)に比べ低かった。
・ 食用洗剤は、模擬汚染ホウレンソウでは除染率が向上したが、実際の汚染ホウレンソウでは水洗浄とあまり差は見られなかった。今後、さらに検討する必要がある。
・ 野菜の葉の放射能汚染にはスポット汚染と面汚染の2 種類がある。(注1)
洗浄前と洗浄後のIP 画像を見る限り、除染のしやすさは汚染の種類により、違いは無いようである。今後さらなる詳細な解析が必要である。
・ 野菜の葉の汚染は葉の裏側より、表側のほうが汚染が多かった。 また、ホウレンソウ1束の場合、内側の葉の方が外側の葉より汚染が少なかった。 野菜の茎には汚染が少なかった。
以上のことから、放射能汚染は野菜が放射性物質を吸収したものではなく、空気中に存在する放射性物質
が付着したものである。(注2)
・ 葉を分画し、各組織の放射能を測定した結果、ほとんどの放射能は葉の表皮に存在していた。
・ 走査型電子顕微鏡の観察の結果、小さい粒の土が野菜の線維に絡まっているのが観察された。これは放射性物質が付着した土とは限らないが、今後汚染した土壌で栽培した場合、土壌由来の汚染した土が野菜に除染し難い形で付着する可能性が高いことを示している。
・ 野菜の放射能汚染はその汚染部位の状態、例えば、キズの部分、枯れた部分に汚染した場合、IP 画像から除染は難しくなると思われる。 野菜の出荷を考える場合、野菜の傷んだ部分を丁寧に取り除くことが大事になると考えられる。

(注1)スポット汚染は粒子状のダストに放射性物質が付着したものと考えられる。
面汚染は雨に溶けた放射性物質が葉に付着したものと考えられた。 (同資料の概要より引用)

(注2)葉の汚染は葉の表面の汚染であり、気孔や根から内部に吸収されていないことがわかった。 このように原発から放射性物質が放出された時点で既に一定レベルまで成長していた野菜については、その放射性物質がほとんどが葉の表面に付着しており、洗浄により汚染除去が可能と考えられた。 (同資料の概要より引用)

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葉物野菜は皮をむくことができません。そして地表に出てる部分を食べるので、土壌に近く、汚染濃度が高くなります。
今出荷されている葉物野菜がどのくらいの汚染状況(何ベクレル)なのか私たちにはわかりません。(基準値以下ということは分かっています。ですが、こどもへも暫定基準を上げていいのでしょうか

こどもへの調理の場合、特に葉物野菜におきましては注意して見守る必要があるのではないかと、私は思っております。

こどもへの配慮を第一に考えて食材を選ぶところから「下ごしらえ」が始まっています
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by emi_nakae | 2011-06-06 21:16 | 放射能から身を守る(食事編)