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菅谷昭医師(現松本市長)の会見を読み返して②~食品の暫定基準値はどのように決められたか。

前回のブログに書いた
菅谷医師(現松本市長)の会見(3/22)の次の会見(4/5)において
「食品の暫定基準値について」、記者から質問に対して回答があります。

抜粋元はこちらです。
動画とテキストがあります。

(抜粋)

【記者】
 あともう一つすみません。先週までその内閣府のですね食品安全委員会へ参考人としてご出席されていたと思うんですけれども、その厚労省が作った暫定基準っていうものをどういうふうに考えるかということだったんですが、その結論的にいうと暫定基準値は大筋これでいこうという、お墨付きを食品安全委員会として出した形になったと思うんですけれども、これに対して何かそのご所見は。市長の個人的なお考えとしてそういう結論であってさしつかえないというお感じになっていらっしゃいますか。

【市長】
 ええ。最初に一番私が驚いたことっていうのは、先程の話に戻ると思うんですけれども、これは原発がいい、悪いではなくて、今、日本政府が原発を推進する形の政策でもって進めています、世界に向けても。日本はアメリカ、フランスに次いで第3番目、ですから、原発が非常に多いわけです。また建てようとしているわけです。だからそういう国であれば、万が一事故が起こった場合には、食品の汚染に関しても、きちんとした基準値を設けてもう準備してあると私は思っておりましたが、今回日本はまだそういう基準値がなかったから、それで厚生労働省は急遽暫定の基準値っていうのを決めたわけです。その暫定の基準値を決める根拠はICRP国際放射線防護委員会がつくってある値、あるいはまたWHOの値を参考にして作ったわけです。それを示したわけですけれども、このときに食品安全委員会にこの値ではたして健康影響の評価っていうのはどうかってことを受けてないから。だから厚生労働省が食品安全委員会に諮問したわけです。これでいいですかこの値ってことで。
 それに対して実は食品安全委員会の委員さんっていうのは皆それぞれ立派な方がおなりだけれども、その中に放射線とか放射能に関する方が少ないから、今回またそれにスペシャリストを呼んでそれで委員になったりあるいは参考人として来て下さいと。その1人として、僕の場合には全然スペシャリストじゃないけれども、チェルノブイリで現地を知っているからっていうことで呼んでくれたのだと、僕はそう思っています。
 そういう中でもって検討していただいたわけですけれども、基本的にICRPあるいはまたWHOあるいはまたIAEA含めて数値でもって評価されまして、これでいいだろうということで、結構厳しい値をとられていると思います。ただ僕として言わせてもらったのは、子どもあるいは妊産婦を含めてこの方々を大事にして欲しいなってことですね。子どもの命を守るってこと、あるいは妊産婦は当然ですが妊産婦自身よりそのお腹にいる赤ちゃんのことですけれどもね。基準を緩めないように厳しい方に置いてもらった方がいいだろうっていうことは申し上げました。中には基準が厳しすぎると、一方で僕よくわかるんですけれども、農業生産者にとってみるとつらいわけでございますので、それでそのへんのところの値もやはりバランスとらなきゃいけないっていうことはわかるんですけれども。僕としては、本当に子どもの命を守るっていうのは国策としてやったほうが、今の段階ではいいんじゃないかっていうことですから、緩めるよりは少し厳しく置いておいておいたほうがいいだろうなということです。変な話ですけれど、理想的っていうのはそういうものだ、皆さん食べていないわけではないわけですから、ですから一番そうあってほしいわけですけれども、それが無理であれば妊産婦とかあるいはまた乳幼児・子どもだけは守ってあげて、大人は場合によっては食べても基準値を超えなければ、ということでいいんじゃないかなって思っております。
 今回の値というのは、厚生労働省も今、福島原発の場合にあてはめた基準値としていきたいということで、この事故が収まった後で改めて平常時の場合と、それから今回の事故時と両方の基準値を設定するということをお考えのようですから。今後食品安全委員会が継続されてこの問題を検討していくというふうに私受けとっております。そのように多分答申書の中にも文言書いてあるはずですね。
 今後継続的に検討するってことで。今回あくまでも福島の原発事故という緊急事態の中において、今日本の基準値も設けているというふうに私は理解しております。

(以上)
太字は私です。

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私の感想ですが、菅谷市長さんは
「この基準は見直しが必要な値である」「子供や妊婦には妥当な基準を設定する必要がある」という様に受け取りました。

それに引き換え、食品安全委員会は子どもと妊婦に対する値を定めていないように思います。

松本市は給食を「内部被ばく0(ゼロ)にする」という対応をしていますので、市独自で基準値を設けていると聞いています。


ですから、今できることは(きっと今後も)、自分たちで考えて意識的に行動して被ばくを減らす努力を継続するということ、気をつけるように声を上げ続けることですね。
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by emi_nakae | 2011-08-15 10:39 | 菅谷昭 松本市長(医師)の見解