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できることから、はじめたい

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防災準備範囲が30km圏になること、と安全な暮らしを作るために防災やエネルギーを考える。

原発事故に備えた防災準備範囲が30km圏に拡大される見直し案がだされました。

この意味は、
これまで原発から8~10km圏だった防災準備区域が、
30km圏まで拡がり、そこにお住まいの方がもしもの事故に備えて、緊急に避難をできるように準備をする体制を整えるということ、です。

各家庭が避難準備体制を整えるというのではなく、
周辺地域の自治体が「避難場所の整備や放射線量のモリタリング」を整備するということです。

防災準備範囲は「Emergency Planning Zone」(EPZ)と呼ばれ、国際原子力機関(IAEA)が設定している最大半径の30kmです。
IAEAはアメリカのスリーマイル島での事故を想定してEPZを5~30kmと定めています。

これが決定しますと、大部分の原発周辺で、避難対象の住民が25万人以上となり、最多の区域では100万人を超えるそうです。
関連記事:http://p.tl/7xVY
      :http://p.tl/8xZ3 

ビデオジャーナリストの神保哲生さんの解説によって、分かったことがあります。

それは、30kmへの拡大は『原子力の再稼動ができなくなる可能性がある。』ということです。
詳しくはこちらをご覧ください。


どうしてか・・・(要約)
原発は13ヶ月に一度、定期検査のために停止します。
再稼動する際は、
ストレステストの実施
 ↓ 
保安院が了承
 ↓ 
周辺自治体の承認
(現在は再稼動の際に地元自治体に了解を取る法的な規制はありません。しかし事故後、自治体の了解を得ずして、再稼動することはなくなるでしょう。(そうしなくてはなりません!))

のプロセスを踏みます。

30kmに拡大することは
関連する自治体が多くなり、そこに大都市の水戸市、福井市、京都市、鹿児島市が入るそうです。(安全協定を結ぶことになるだろうと解説)

すべての自治体の了解を得ないと再稼動がしないということになれば、日本のエネルギーの政策の変換になる可能性もあります
防災準備範囲が30km圏になること、と安全な暮らしを作るために防災やエネルギーを考える。_a0207462_743428.jpg

防災準備範囲が30km圏になること、と安全な暮らしを作るために防災やエネルギーを考える。_a0207462_7522283.jpg


予防防護措置区域(PAZ)・・・半径5km。特定の事故発生で直ちに避難。
放射性ヨウ素対策区域(PPZ)・・・半径50km。屋内退避やヨウ素剤服用などの対策を準備する地域。


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因みに私の住んでいる東京の場合、
東京電力の品川火力発電所(都市ガス)と大井火力発電所(原油)があります。
(3.11のときは多い火力発電所の2.3号機が緊急停止しました。)

東京新聞で作家のたくきよしみつさんが、
品川火力発電所から半径20キロの円を紹介して、福島がどれほど広範囲な地域が被災しているのか、都会の思考が机上論であることを書かれました。

その記事内の図。↓ ↓
防災準備範囲が30km圏になること、と安全な暮らしを作るために防災やエネルギーを考える。_a0207462_1039729.jpg

この地図を見て、改めて自分たちの住んでいる近くに巨大な発電所があり、それが大規模な事故を起こした場合、普段の生活が出来なくなるという、危険を伴った生き方を今現在しているという事実を実感しました。
それが原子力ならば、なおさらです。

これから安全な暮らしを作っていくために、自分たちの手でコントロールできるエネルギーを活用し、
「自分たちの普通の暮らし」ビジョンを描いていきたいと切に思い願います。
現段階では、防災の知識と安全なエネルギーを支えるために個人のレベルで何ができるか見つけることを続けたいです。
# by emi_nakae | 2011-11-20 10:53 | ふつうの私にできること

放射能を排出する食品につきまして

先日、ベラルーシからベラルド研究所副所長のウラジーミル・バベンコ氏が来日され、放射能から身を守る方法を具体的に教えていただく機会がありました。
そのときの模様はこちら

このなかで、卵を使った「ストロンチウムを身体に取り込まないようにカルシウムをとりましょう」というお話がありました。その追記情報があります。
↓ ↓ ↓
バベンコ氏の通訳で共に来日された翻訳者の辰巳さんのブログ「ベラルーシの部屋ブログ」をご参照ください。
※(要約)鶏が放射能被害を受けている場合、卵が汚染されていないか?
→卵にはセシウムは濃縮されにくい。しかし、餌が汚染されていないかを検査する必要はあります。

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これまでブログに書いてきましたが、再度、放射能を排出するといわれている食品について記します。

【ペクチンを含んだ食品】

ペクチンが一番豊富に含まれているのはオレンジ(バベンコさん談)。
オレンジは一個あたり200~250g ペクチン量は100gあたり 0.5~3.5%
単純計算でオレンジ1個200gとして、約1g~7gのペクチンが摂れます。

りんごは一個あたり350g ペクチン量は1~1.5%
単純計算でりんご1個で約3.5g~5.25gのペクチンが摂れます。

ペクチンについては、以前の記事に詳しく書いています。
※肝臓の疾患のある方はペクチンの摂取にはお気を付けください

ジャムの多くにはペクチンが添加されています。

他にお勧め
・果肉入りの野菜ジュースや果物ジュース
・プルーン、レーズン、アンズ
・ナッツ類(大豆や小豆も含みます)
・ココア
すべて食物繊維が豊富なのものが推奨されています!

イラスト付の「放射能を少なくする食生活」。(ダウンロードフリーです)
http://eminakae.exblog.jp/12956098/
携帯用のイラスト付の「放射能を少なくする食生活」。
http://eminakae.exblog.jp/12960244/

日本の昔からの食事
お味噌汁や豆腐(納豆)、玄米なども推奨されていますね。(豆が豊富、玄米の食物繊維や生命力)
玄米は、12時間浸水して、生体毒(アブシジン)をなくして食べましょう。(昆布を入れるといいそうです)

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一番気をつけないといけないのは、抵抗力を落とす事だと思います。
過ごしやすい季節(今日は立冬ですが)、頑張りすぎたり、夜長で寝不足になりがちです。過度の疲労などに気をつけたいと思います。

また、放射能だけではなく、有害な化学物質、残留農薬も同じように細胞を傷つけます
安全な食材を選びましょう。
# by emi_nakae | 2011-11-08 21:34 | 放射能から身を守る(食事編)

イベント「賢者からのメッセージ」横浜赤れんが倉庫

イベントの告知です。

「賢者からのメッセージ」
主催 ミュートネットワーク
日 時:2011年11月23日(祝・水)
開 場:12:30  開 演:13:00
場 所:横浜赤レンガ倉庫

前売り:3,800円 当日:4,800円

〈当日スケジュール〉
13:00~13:20 代表 河野智聖 挨拶
13:20~14:10 真弓定夫先生 講演
14:10~15:00 吉村正先生 講演 
  休憩
15:30~16:20 東城百合子先生 講演
16:20~16:40 琵琶演奏 岩佐鶴丈先生
16:40~18:00 シンポジウム「未来へ向かっての価値観」(真弓先生、吉村先生、東城先生、島袋先生、河野) 特別ゲスト 三枝龍生先生

18:00     閉会予定

「身体サミット」お申込み、お問い合わせはmeutoevent@gmail.comへ。
①参加者名・性別(全員)②ご住所③電話番号④メールアドレスをご記入の上お申し込みください。


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とても貴重な講演会になるかと思います。

講演会に先立って、真弓先生とお打合せの機会がありました。
その時に、先生は『戦後から舵取りを失った日本人の暮らしから見つめ直す必要がある』と仰られました。
一つ一つ具体例を上げられて、
生きていく知恵が途絶えてしまっているという現状を危惧されていました。
先生のお言葉一つ一つが今でも心に残っています。

今回の原発事故の政府の対応と国民の政治に対する無関心につきましても、
「戦後の日本の体勢から始まったこと」というお話がありました。

また、原子力反対という前に「自分のお家の原子力(電磁波や使い捨ての暮らし簡易な食文化)」を見直しましょうと、仰られていました。
本当にそう思います。
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東城百合子先生 玄米食を日本に広めた第一人者。
吉村正先生   愛知県にある「お産の家」で多く母親たちの自然なお産をサポートされています。河瀬直美監督の映画「玄牝」では吉村先生の活動が描かれています。現在も全国で公開中。

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縁あってチラシを作成させていただきました。
イベント「賢者からのメッセージ」横浜赤れんが倉庫_a0207462_839506.jpg

「伝えられる知恵の曼荼羅」 画 笑み畑

多くの方に聞いてほしい講演会です。
# by emi_nakae | 2011-11-05 08:50 | ふつうの私にできること

自由人(ミュート)ネットワークのご活動と「放射能の影響を軽減する」整体法

自由人(ミュート)ネットワークさんをご紹介をします。

ミュートネットワークは整体を中心にからだ育ての文化を研究・普及している団体です。
関東と名古屋、大阪などで「整体」「心道」「からだ育て」の各講座をひらいて活動されています。
そして現在は「放射能対策の手当て」も開かれています。
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ミュートネットワークは、
震災後すぐに、救援隊を作り、避難所入りました。(@kyuentai)
避難所で生活されている方達に、整体のケアをされました。
このご活動はあまり知られてはいませんが、整体施術者はのべ5400人と報告されています。

心へのダメージが大きい時に身体のケアをうけることは、どれだけ気持ちをほぐすことになるでしょう。
精神的なこわばりは身体にも影響します。
先生方の施術によって、気持ちが安らいだり、落ち着きを取り戻す方向の手助けがありました。

すぐに救援隊を組んで現地に向かった先生方、そして現地で集まったリラクゼーションチームの皆さんに、私は心から「ありがとうございます」と言いたいです。
その様子は「整体チームの軌跡」で読むことができます。ページは→http://meuto.jimdo.com/new/救援隊-放射能操法/

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さて、実際に先生方が避難所で行なった操法は「災害時に有効なボディーワーク」「放射能の影響を軽減する操法」が中心だったようです。
youtubeに動画が公開されています。

見よう見まねですが私もやっています。本当に公開に感謝です。

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告知:
ミュートネットワーク主催のイベント
11月23日(祝/水)に横浜の赤レンガ倉庫にて
【身体サミット〜賢者からのメッセージ〜】が開かれます。
ご出演者:東城百合子、吉村正、真弓定夫、三枝龍生、岩佐鶴丈、河野智聖(敬省略)
震災後の日本、生命のことをどう捉えてゆくのかのお話があるそうです。
自由人(ミュート)ネットワークのご活動と「放射能の影響を軽減する」整体法_a0207462_926243.jpg

お申し込みはミュートネットワークへ。

明日は、この貴重なイベントについて詳しく書く予定です。
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ミュートネットワーク関連の書籍等

日本人力―ジパングボディシステムで甦れ

河野 智聖 / BABジャパン


子どものこころにふれる 整体的子育て

山上 亮 / クレヨンハウス




両方ともおすすめです!
# by emi_nakae | 2011-10-30 10:08 | 放射能から身を守る(生活編)

ベラルド研究所のウラジーミル・バベンコさんの講演会の書き出しと補足(子どもを放射能から守る方法)

10月13日、14日に『自分と子どもを放射能から守るには』著者 ウラジーミル・バベンコ氏来日 講演会が開かれました。
ベラルド研究所のウラジーミル・バベンコさんの講演会の書き出しと補足(子どもを放射能から守る方法)_a0207462_1003826.png
▼講演者
ウラジーミル・バベンコ氏(ベルラド放射能安全研究所 副所長)
辰巳雅子氏(「ベラルーシの部屋ブログ」執筆者・通訳兼)


この講演会(会見)はustreamで中継されました。IWJ_FUKUSHIMA(岩上安身率いるIWJ)
録画はこちら。
http://www.ustream.tv/recorded/17864102

ベラルド研究所のこれまでの活動内容と子どもを放射能から守る具体的な方法などを示唆して下さっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(以下、抜粋)
0:23:30
『長期間、放射能物質が体内にあるとこは人体への被害が多くなります。
(そのために、放射能物質を体内から排出させることが必要となり、排出させる)サプリメントの開発が必要になりました。そしてリンゴペクチンの開発を始めました。』

『当初、リンゴペクチンはウクライナが開発しました。ベラルーシはウクライナのペクチンを輸入しようとしましたが、高価なために輸入出来ませんでした。そこでベラルド研究所はドイツの研究機関と連帯して【ビタペクト】を開発しました。』

注:【ビタペクト】につきまして
チロ基金のHP
(チェルノブイリ事故を受けてこどもたちを守る活動をされています)に詳しく載っています。
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
また、「ベラルーシの部屋ブログ」にも最新の情報と摂取した経過などが書かれています。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc

『ペクチンは身体の中から放射性物質を排出する働きがあります。』
(補足:上のビデオにはありませんが、講演会場で書き取りした私のノートから)
『ペクチンは色々な野菜や果物に含まれています。
オレンジの実に一番含まれていることが分かりました。しかし、ベラルーシは寒い国なのでオレンジは高価なものであるためにリンゴを使ってペクチンを作ることにしました。オレンジにはリンゴよりも3〜5倍のペクチンが含まれています。』

0:50:38
ベラルド研究所の見解では、体重1kgあたり20ベクレル以下であれば、安全と考えています。(体重によって多少数値は変わりますが)
これを超えると危険というわけではない。これ以下であればかなりの確率で安全と考えています。
しかし、まったく被ばくをしないというのが一番いいです。』
(ちなみにベラルーシ保健省は1kgあたり400ベクレル以下が安全という基準です)

『ベラルド研究所ではある村のこどもたちを測定し、そこの全員が体重1kgあたり20ベクレル以下であれば、2度目の測定にはいきません。しかし、数年経つと、母親たちが「どのように食品に配慮するのか」を忘れ、内部被ばくが出てくるので再度測定しにいかなければならない事態がおこっています。』

0:58:30
『食品、体内の放射能値の測定をしなければなりません、測定することで、その後の対策ができます。』

[放射能値の測定なしの対策]
『スピルリナは放射能物質を体内から排出する作用があります。
3週間の服用で40%の排出の効果が認められました。
スピルリナは養殖栽培で現在アメリカ、中国、ロシア、モルディバで栽培されています。』

1:01:00
[放射性物質を体内に入るのを防御する方法]
『土壌や体内にカリウムが足りないと放射性セシウム(水溶性)が入り込みます
放射性物質は水溶性です。
同じ様に、ストロンチウムはカルシウムに性質が似ています。
身体の中でカルシウムが欠乏している状態で、ストロンチウムを体内に取り込んでしまうと、一瞬にしてストロンチウムが体内の骨組織に蓄積されます。

『ハンガリーの研究者の発表したカルシウムのサプリメントをご紹介します。
鶏の卵を固ゆでして、殺菌し、皮を剥きます。皮についている薄皮も取り除きます。そして、粉状になるまで細かく砕きます。
それを一日6g服用します。
これは、卵を利用したカルシウムサプリメントです。
しかし、私(バベンコ氏)は6gは多すぎると考えています。』
注:補足、他の場面で2gでいいのではないか、と述べられています。

(以上、赤色などは私がしました。お時間のある方は録画をご覧下さい。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分と子どもを放射能から守るには」には詳しい対策等が載っています。

また、以前私が辰巳さん(翻訳/通訳者)と作成しましたテキストは、ダウンロードフリー(無料)です。
イラスト付「放射能を少なくする食生活」http://eminakae.exblog.jp/12956098
イラスト付「放射能を少なくする下ごしらえ」http://eminakae.exblog.jp/12682618

ベラルド研究所のウラジーミル・バベンコさんの講演会の書き出しと補足(子どもを放射能から守る方法)_a0207462_1028979.png
ベラルド研究所のウラジーミル・バベンコさんの講演会の書き出しと補足(子どもを放射能から守る方法)_a0207462_1028543.png
プリント用/PDF版は私のHPからどうぞ。(こちらもダウンロード無料です。)
http://emibatake.jimdo.com/


# by emi_nakae | 2011-10-17 10:50 | 放射能から身を守る(食事編)